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2021 / 09 / 14
とまる 黒谷和紙作家 ハタノワタル展
2021年10月8日(金)―10月17日(日)
代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
gallery ON THE HILL(代官山ヒルサイドテラス内)では、2021年10月8日(金)から17日(日)まで、京都府綾部市を拠点に活動する黒谷和紙作家・ハタノワタルによる個展 『とまる』 を開催いたします。
1400年の歴史を持つ和紙は、今なお日本の様々な場所で作り続けられています。ハタノさんが拠点とする京都府綾部市は、黒谷和紙の産地です。黒谷和紙は昔ながらの素朴な風合いが魅力で、丈夫で破れにくく長期の保存に適しています。美しさと強さを兼ね備えた黒谷和紙に魅了され、ハタノさんは紙漉き職人として活動するようになりました。現在も紙漉きを行いながら、黒谷和紙を素材とした平面作品の制作から空間のデザイン施工を行う気鋭の作家として、新たな和紙の可能性を追求しています。
ハタノ作品は内に秘めた力強さを感じさせます。代表作である「積み重なったもの」シリーズは、和紙、土、顔料などが幾層にも重ねられ、長い年月をかけて積み重なってきたものの美しさを表現しています。また、数多く手がける無彩色な作品についてハタノさんはこう語ります。
「黒は無意識や想像力を導くような、とても深い色です。闇を見たら怖いと感じるし、そのような恐怖から出てくる創造性があると思います。妖怪を想像したりアイデアが浮かんだり、夜になれば見えてくるもの。そのようなものを黒で表現しています。白は窓の外を見るような、開放していける色。白骨化していく、古びていく、白茶ける、といった風合いを意味した白だと思っています。黒も白も想像のきっかけになれるものを作っていきたいです。」
本展覧会テーマは『とまる 』 。自分の時間を一度止めて、立ち止まって考えてみようという作家の想いが込められています。会場には無意識や想像力を導く黒い空間の闇を演出し、慌ただしい現代社会に生きる私たちが自分と向き合える場を創出します。 展示販売作品は平面作品「積み重なったもの」シリーズや、天板に和紙を施したテーブルなど。展示コラボレーターとしてニューライトポタリーが照明協力を行います。
変化の激しい時代だからこそ少しだけ時間を止めて、自分自身の想像力に出会える展覧会になることを期待しています。
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とまる 黒谷和紙作家 ハタノワタル展
会 期 :2021年10月8日(金)- 10月17日(日) ※作家在廊日:8日、9日
開場時間:11:00~19:00 ※最終日は17:00まで
入場料 :無料
会 場 :代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム gallery ON THE HILL
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1F
主 催 :一般社団法人オンザヒル
協 力 :ヒルサイドテラス
照 明 :ニューライトポタリー
写 真 :岡野圭
展示販売作品:平面作品、家具、小箱、和紙
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ハタノワタル(黒谷和紙作家)| Wataru HATANO
'71 淡路島に生まれる
'95 多摩美術大学絵画科油画専攻卒
'97 黒谷和紙研修生となる
'00 黒谷和紙漉き師として独立
'07 京もの認定工芸師となる
工芸のフィールドを中心に活動する傍ら、和紙を使った空間をデザ イン、施工をする。また国内外で展覧会を重ね、和紙の魅力を 伝える一方、アート活動も並行して行う。
海外展覧会:小慢(台湾)、元白(中国)、Porch Gallery(アメリカ)、La Maison des Arts Contemporains、 Le sentiment des choses(フランス)、Maud and Mabel(イギリス)など
国内での所属ギャラリー:ギャラリーやまほん、桃居、fuuro、kit、evameva、ギャラリーM2他
主な施工:Log onomichi、Hotel tou、京都小慢、日本橋高島屋、城崎温泉木屋町小路外壁、他多数
現在、大阪南船場にてハタノのアートに特化したhatanowataru galleryを準備中 www.hatanowataru.org
www.instagram.com/hatanowataru
ニューライトポタリー(ライティングデザインユニット)|
NEW LIGHT POTTERY
奈良を拠点に活動する永冨裕幸+奈良千寿による照明デザインユニット。照明プロダクトと空間の照明デザインを行き来しながら、あるべき光の在り方を追求する。 www.newlightpottery.com
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オンライントーク
黒谷和紙作家のハタノワタルさんと、ゲストにデザイナーの皆川明さんをお迎えし、テーマ「とまるー立ち止まって考える」について語ります。モデレーターを建築家の榊田倫之さんが務めます。
テーマ :「とまるー立ち止まって考える」
日 時 :2021年10月9日(土)16:00~17:30
参加費 :無料
出 演 :ハタノワタル(黒谷和紙作家)、皆川明(デザイナー)
モデレーター:榊田倫之(建築家)
※ 予約なしでどなたでもご覧いただけます
※YouTubeチャンネルから配信予定www.youtube.com/channel/UC9VQ5xisgAaT1Wvjq9al4-Q
※ 新型コロナウイルス感染症の影響により、予定が変更になる可能性がございます。
最新情報はHPでご確認ください。
2021 / 09 / 29
『とまる』黒谷和紙作家 ハタノワタル展
トークイベント会場参加のお知らせ
オンライン配信のみを予定していましたトークイベントですが、緊急事態宣言解除に伴い、会場でもトークイベントにご参加いただけるようになりました。
参加無料・予約制となります。下記のURLよりお申し込みください。
https://galleryonthehill.peatix.com/
トークイベント
テーマ :「とまるー立ち止まって考える」
日 時 :2021年10月9日(土)16:00~17:30
(開場:15:30)
会 場 :代官山ヒルサイドフォーラム
参加費 :無料・予約制*会場参加は満席
出 演 :ハタノワタル(黒谷和紙作家)、皆川明(デザイナー)
モデレーター:榊田倫之(建築家)
オンライン配信:https://youtu.be/yFs_xV1Bkf0
*オンライン配信も予定通り行います
2021 / 03 / 12
ガラス作家・谷口嘉による個展「山笑う」を開催
gallery ON THE HILL では、4/6(火)から11(日)まで、ガラス作家・谷口嘉による個展「山笑う」を開催いたします。
「僕はモノを作る時に、シンプルさを大切にしています。自分の手というものをあまり信用していないので、触りすぎて手癖などの良くない部分が出ないよう、余計なものを省き、やり過ぎないようにしたいと思っています。」
実直で謙虚な言葉は、彼の作品をそのまま表しているようです。
繊細なゆらぎを持つガラスの透明感は、作家の内面から溢れる光を感じさせます。
谷口さんが様々な工芸の中からガラスの素材を選んだのは、作業工程が面白かったからだといいます。今回ご紹介するガラスの器は、型にガラスを吹き込んで成形する「型吹き」という技法で制作されました。
繊細なディティールを生み出す型は、殆どがオリジナルで、やきものなどの伝統的な形状やサイズを応用しつつ、使い手の需要やガラスの性質なども考慮し制作しています。クールな表情と丁寧な手作業が融合し、独特の存在感を放つ作品となっています。
今回は、草花が次々とつぼみをほころばせる季節に合わせて、新作の花器を発表いたします。
会場では華道家の塚田有一さんが、谷口さんの器に華を添えます。
会期: 2021年4月6日(火)- 4月11日(日)
11:00~19:00 ※最終日は17:00まで ※作家在廊日:6日、10日、11日
入場料: 無 料
会場: gallery ON THE HILL(代官山ヒルサイドテラス内)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 1F
主催: 一般社団法人オンザヒル
花: 塚田有一
展示作品: 花器、皿、グラスなどのテーブルウェア
お問い合わせ: info@galleryonthehill.com
2021 / 01 / 16
柿本ケンサク展『TRANSFORMATION』開館時間のお知らせ
現在、開館時間を11:00〜19:00とさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、開館時間が変更になる可能性がございます。最新情報は、弊社ウェブサイトをご確認ください。
2021 / 01 / 05
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年は1月9日~24日まで、写真家・映像家 柿本ケンサクの展覧会「TRANSFORMATION」を開催いたします。
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『TRANSFORMATION』
by KENSAKU KAKIMOTO
in collaboration with Luke Bubb, Piotr Stopniak
会期:2021年1月9日(土)〜1月24日(日)※会期中無休
※ 新型コロナウイルス感染症の影響により、開館時間を一部変更いたします
(2021年1月5日現在)
1/9・10・11 *11-19時
1/12~ *11-18時
1/24 *11-17時
入場料:無料
会場:代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 F棟 1F)
※ 新型コロナウイルス感染症の影響により、予定が変更になる可能性がございます。最新情報は、弊社ウェブサイトをご確認ください。
2020 / 12 / 23
TRANSFORMATION
by KENSAKU KAKIMOTO
in collaboration with Luke Bubb, Piotr Stopniak
映画やコマーシャルフィルム、ミュージックビデオを中心に手がける映像作家・写真家の柿本ケンサクによる新作展を開催します。
本展で初めて発表される新プロジェクトとして、コロナ以前に柿本が撮影した数千枚に及ぶ写真を、任意のテキストや歴史情報、また柿本の作品画像・映像を学習させたAIにより、再現像させた新シリーズ「Time Tunnel」を公開します。
本シリーズは、オーストラリアのAlt.vfx のサポートのもと、本展のサイエンスアートチームとして技術協力したルーク・バブおよび、ピョートル・ストプニアックとの共作となり、コロナ禍において全ての作品制作がリモートにて実施されました。
また、何気ない事象を新たな視点で高解像度に再解釈し、ピントを合わせ直すことで新しいデザインとして再生させる新シリーズ「Trimming」と、2016年の代官山ヒルサイドフォーラムや2017年のタカ・イシイギャラリー ニューヨークで発表してきた「TRANSLATOR」シリーズの新作も同時に発表します。
なお、本展覧会はインターネット上のバーチャルミュージアムも配信し、2021年1月9日 11:00(日本時間)より、www.galleryonthehill.com から世界中どこからでも鑑賞が可能です。
COVID-19によるパンデミックは人類の歴史に大きな衝撃を与え、これまでの社会通念を揺るがしました。柿本の作品は「時間」というトンネルの中で、コロナ以前・以後の人々の足跡や変化を写真のなかに再浮上させ、観るものに新たなる風景を提示することでしょう。
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同じ風景、同じ時間、同じ光のように見えて、世界は全く変わってしまいました。
完璧だと思っていた世界はどう変化したのか。一度、完成した写真の意味もおそらく変わってしまったことでしょう。
私は私自身が出会った世界の風景を、AI現像を通して世界が不完全へと変化した時間の経過にフォーカスを当てました。
目紛しく移ろい行く時間の中にある不条理によって、変化していく風景の現在の一瞬を浮かび上がらせました。
柿本ケンサク
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『TRANSFORMATION』by KENSAKU KAKIMOTO
in collaboration with Luke Bubb, Piotr Stopniak
会期:2021年1月9日(土)〜1月24日(日)※会期中無休
11:00〜19:00 ※最終日は17時まで
入場料:無料
会場:代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 F棟 1F)
主催:一般社団法人オンザヒル
協賛:ヒルサイドテラス、株式会社 アマナ
協力:株式会社堀内カラー
監修:石井孝之(タカ・イシイギャラリー)
アートディレクション:田中義久
お問い合わせ:info@galleryonthehill.com
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柿本ケンサク(映像作家・写真家)
映画、コマーシャルフィルム、ミュージックビデオを中心に、演出家、映像作家、撮影監督として多くの映像、写真作品を手がける。柿本の作品の多くは、言語化して表現することが不可能だと思われる被写体の体温や熱量、周辺に漂う空気や気温、時間が凝縮されている。対照的に写真家としての活動では、演出することを放棄した時に、無意識に目の前にある世界の断片を撮り続けている。
ACCグランプリ他、Cannes Lions International Festival of Creativity、One Show Design、 London International Awards 、New York Festivals、AD STARS、Spikes Asia、 ADFEST、THE Adobe WW Sales Conference Film Festivalなどで数々のAWARDを受賞。日本のみならず欧米、アジアへと活動範囲を広げる。
http://kensakukakimoto.com/
ルーク・バブ(コンセプトデザイナー/アートディレクター/ワールド・ビルダー)
南アフリカ出身、オーストラリアのバイロン・ベイを拠点に活動中のアーティスト。アートと自然と最新のテクノロジーとが融合する最先端の領域を探求している。絵画制作に加え、ワールド・ビルディング(世界観の構築)や、長編映画のコンセプトデザイン、VR媒体を用いた没入型体験プログラムのディレクションを手掛る。代表作に、映画「プロメテウス」(監督:リドリー・スコット)の作中で使われた星図の制作や、デトロイトモーターショーにおける日産のInfiniti Qのプロモーション映像、海洋環境危機にフォーカスを当てたリアルタイムアート作品「Coral & I」がある。また、ユニークで多岐にわたる専門分野のクリエイターが所属するMoving Peaksの共同設立者でもある。
ピョートル・ストプニアック(マルチアーティスト兼デザイナー、スタジオ・ストプニアック創設者)
スタジオ・ストプニアックの創設者であり、シドニーを拠点に活動するマルチアーティスト兼デザイナー。シドニーの一流スタジオElectric Arts で3Dアーティストとして研鑽を積んだ後、トビー・パイクと共にToby And Pete Studioを設立し世界的に認知を高める。様々な国際的なアーティストや、錚々たるグローバルブランドのプロジェクトに携ったのち、スタジオ・ストプニアックを設立。クライアントは企業から政府や文化機関などに及び、既存のメディアの枠を取り払ったアイデアにフォーカスした、フィルム、インスタレーション、プロジェクションやプリント制作を手がける。主なプロジェクトに、OnePlusのNord SmartphoneのCMやKlarnaの「K-Rated」キャンペーンがある。
※ 新型コロナウイルス感染症の影響により、予定が変更になる可能性がございます。最新情報は、弊社ウェブサイトをご確認ください。
※ 安心して作品をご覧いただけるよう感染症対策を徹底しております。
2020 / 03 / 01
桶栄 川又栄風 展「木と向き合う」を 3/3(火)11時より開催。同日オープニングレセプション(18時-20時)は中止いたします。
桶栄 川又栄風 展「木と向き合う」は、予定通り、3月3日(火)11時から開催いたしますが、 同日、18時から20時に予定していたオープニングレセプションに関しましては、新型コロナウィルスの感染拡大防止の為中止とさせていただくことになりました。
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2020. 3. 3 (火) ー 3. 8(日)
OPEN : 11:00~19:00 ※最終日は17:00まで
入場料 : 無 料
会 場 : 代官山ヒルサイドテラス
gallery ON THE HILL
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町18-8
ヒルサイドテラスF棟 1F
主 催 : 一般社団法人オンザヒル
写 真 : 星野真
映 像 : 勝又康成 杉原拓 梅田進
お問い合わせ: info@galleryonthehill.com
2020 / 01 / 30
gallery ON THE HILL では、3/3(火)から8(日)まで、桶栄 川又栄風 展「木と向き合う」を開催いたします。
130 年の歴史を持つ東京・深川の結桶工房「桶栄」。
伝統技法を受け継いだ当代・川又栄風が、樹齢 300 年余りの木と向き合う技と美意識を gallery ON THE HILL から皆様に お届けいたします。
※会期中は作家在廊いたします
2020. 3. 3 (火) ー 3. 8(日)
OPEN : 11:00~19:00 ※最終日は17:00まで
入場料 : 無 料
会 場 : 代官山ヒルサイドテラス
gallery ON THE HILL
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町18-8
ヒルサイドテラスF棟 1F
主 催 : 一般社団法人オンザヒル
写 真 : 星野真
映 像 : 勝又康成 杉原拓 梅田進
お問い合わせ: info@galleryonthehill.com
2019 / 11 / 1
オンラインストアに新商品が入荷
展覧会でご紹介する度に大好評の陶芸家・内田鋼一の背もたれ付きスツールが、gallery ON THE HILLショッピングサイト定番のお取り扱い商品として入荷しました。座面カラーは、アイボリー、ベージュ、グレーの3種。華奢な脚と背もたれ、ほっこりとした座面のコンビネーションが魅力で、日々の生活シーンに彩りを添えてくれる一品です。また、内田鋼一がセレクトした萬古焼のテーブルウェアも入荷しています。かたちは八角とオーバルの2種、サイズはS・M・Lの3種展開。ベーシックなデザインは使い勝手が良く、和洋問わず毎日の食卓でお使いいただける作品です。